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脳ドックコラム

2017年8月17日 木曜日

痛みが悪化する前に服用するのがコツ

こんにちは。陣の内脳神経外科クリニックです。

 

トリプタン製剤には使い方に少々、コツが必要です。

片頭痛は予兆(前触れ)、前兆から発作が起こり、いったん、発作が始まると痛みが徐々に悪化します。

トリプタン製剤は発作が起こり始めてから遅くとも30分以内に服用することが大事です。具体的には前兆が始まったら用意するといいでしょう。

 

キラキラした光が出るなどの閃輝暗点(せんきあんてん)や、頭皮や肌の違和感が起こるアロディニアの症状が出たときがひとつの目安で、このようなタイミングで使用すれば、90%の人に効果が得られます。

一方、30分以降に使用すると50%以下になり、有効率が大きく下がります。

 

発作がひとたび起こると、脳神経が過敏になってしまうので、薬の効果を得られにくくなってしまうのです。

 

ところが、うまく薬を使えていない患者さんというのは意外に多いようで、服用の時期を調べた調査では患者さんの57%が

「なるべく我慢して使用している」

と回答しています。

 

これには、医師や薬剤師の服薬指導が十分でないことのほか、トリプタン製剤の値段が他の薬と比較し、高いという問題もあるかもしれません。

 

患者さんから聞いた話ですが、医師の中には、トリプタン製剤を1錠だけ処方して、

「どうしても我慢できない時に服用しなさい。」

間違って指導するようなケースもあるそうです。

 

 

頭痛、頭痛薬に関してもお気軽にご相談下さい。

福岡県春日市春日原北町3-63

陣内脳神経外科クリニック(0120-083-222)

 

福岡市中央区天神2-14-13 天神三井ビル 1F

天神頭痛クリニック(092-791-3985)

 



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投稿者 医療法人陣の内脳神経外科クリニック | 記事URL

2017年7月20日 木曜日

トリプタン製剤について3【点鼻薬】

こんにちは。陣の内脳神経外科クリニックです。

前回の記事に続き、頭痛治療で登場する「トリプタン製剤」の形状についてお伝えします。

 

【点鼻薬】

スマトリプタン(イミグラン)には鼻に噴霧する点鼻薬もあります。

効果は注射剤と内服薬の中間と考えていいでしょう。

吐き気をともなう頭痛で、内服薬が服用できない場合などに向く薬です。

 

鼻粘膜は薬を吸収しやすいため(約15%)この作用を利用してこうした薬が開発されています。

経口薬に比べて大きな効果が期待できます。

また、即効性もあり、噴霧してから15分程度で効果があらわれます

 

使い方ですが、成人の場合は頭痛の発作時に1回1噴霧(スマトリプタンとして20㎎)を右か左、いずれか方側の鼻腔内に噴霧します。

鼻水や鼻づまりがある場合は使用する前に鼻をかむことが大切です。

 

噴霧器には1回の噴霧分しか入っていませんので、使用前に噴霧テストなどはせず、一気に噴霧する必要があります。

水無しで即効性がありますので小児にもおすすめです。

 

 

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2017年7月10日 月曜日

トリプタン製剤について2【注射】

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こんにちは。陣の内脳神経外科クリニックです。

前回の記事に続き、頭痛治療で登場する「トリプタン製剤」の形状についてお伝えします。

 

【注射】

注射のメリットは何といっても効き目の早さでしょう。

実は日本で最初に発表されたトリプタン製剤が、2000年に注射薬として登場したスマトリプタン(イミグラン)でした。

 

注射を打って、約10分で痛みが消えることから、それまでにない画期的な頭痛の治療薬として、注目されたのです。

一方で、注射薬であることから、患者さんは発作時に病院に行って注射をしてもらわなくてはならない、という不便さもありました。

 

しかし、重症の片頭痛の患者さんや、群発頭痛の患者さんの中には、注射剤だけしか有効ではないという人も多く、注射をしてもらうために、病院に救急搬送されるケースも少なくありませんでした

 

一方、欧米では、すでに有用性が証明されている在宅自己注射用製剤が広く使用されており、日本頭痛学会などがこの在宅注射の早期承認を要望してきました。

 

これが2007年に承認され、在宅自己注射用キット製剤(商品名:イミグランキット皮下注3㎎)として使えることになりました。

意外に知られていないのですが、注射剤にも保険が使えます。

 

トリプタン製剤の注射では、この自己注射が普及しつつあります。

自己注射とは名前の通り、自分で行う注射です。

 

糖尿病の治療に使われるインスリン自己注射と似た注射ですが、それまで打った経験のない人がほとんどですので、最初は抵抗感を示す患者さんも少なくありません。

 

この注射はシリンジ内に1回分の薬液があらかじめ充填されている注射で、軽い力で押すだけで接種でき、痛みはほとんど起こりません

 

また、薬の副作用を心配する人もいますが、自己注射に含まれる薬剤の容量は1回あたり3㎎。同じメーカーの錠剤は容量50㎎点鼻薬は20㎎で、容量が最も少なく安全です。

 

内服薬はたくさん服用しても、腸管から吸収されるのはごくわずかです。

つまり、注射剤体に負担をかけない最少量で、最大限の効果を得ようという治療法です。

 

自己注射は一般的に、経口薬や点鼻薬が効かなかった場合に使う、いい方を変えれば、重症の患者さん以外には使われない特別な治療という風に思われがちです。

実際、医師も経口薬から始めて、段階的に使うケースが多いようです。

 

しかし、私は薬物乱用頭痛の方にはもちろん、片頭痛で中等症の患者さんに対しても、初めから注射剤を使うことが度々あります。

というのも、セロトニン性の片頭痛で発作時に吐き気をともなうような人では、まず、経口薬は効きません

気分が悪い中で、薬が効くのを待っている間は、非常につらいもので、これで効かなければ、わざわざ頭痛外来を受診した意味がないとさえ思ってしまうことでしょう。

 

患者さんが頭痛で医療機関を受診するということは、相当の苦痛で日常生活に困っているからです。

その苦痛をまずはできるだけ早く取り除いてあげるために、最適な治療法のひとつとして、トリプタン注射の役割は大きいと考えています。

 

 

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2017年7月 6日 木曜日

トリプタン製剤について1【経口薬、口腔内崩壊錠】

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こんにちは、陣の内脳神経外科クリニックです。

 

本日は頭痛治療で登場する「トリプタン製剤」の形状についてシリーズでお伝えします。

 

【経口薬、口腔内崩壊錠】

ゾルミトリプタン(商品名:ゾーミッグ)、

スマトリプタン(イミグラン)、

エレトリプタン(レルパックス)、

リザトリプタン(マクサルト)、

ナラトリプタン(アマージ)があります。

 

このうち、ゾルミトリプタンとリダトリプタンには口腔内崩壊錠があります。

口腔内崩壊錠は水なしで服用できるのがなによりも大きなメリットであり、口から服用する薬ではこちらが主流です。

経口薬よりも吸収率が高く、30分程度で効果が得られます

 

トリプタン製剤はこのように、複数のメーカーから出ています。

薬の効果の差は大きくありませんが、一方で、薬理学的にはそれぞれの特性に違いがあり、効き目も患者さんによって差があります。

 

このため、最初に処方した薬で十分な効果が得られない場合は、同じトリプタン製剤の中で、別の薬に変えていくとうまくいくことがあります

 

※医師の指導の元、正しく服用して下さい。

次回は注射についてお伝えします。

 

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2017年6月28日 水曜日

施設選びのポイント

こんにちは。陣の内脳神経外科クリニックです。

 

1980年代後半から始められている脳ドックは、健康志向の影響もあってか、年々、受診者が増えています。

脳は全身臓器の中でも最も重要な器官であることは言うまでもありません。

しかし、一般の健康診断やがん検診では、脳の健康は調べることが出来ません

当院のブログを読んで頂いた機会に、ぜひ脳ドックに関心を持って頂けたら幸いです。

 

施設の選び方としては、かかりつけ医の紹介受診した人の口コミなどがひとつの目安になるでしょう。

なお、日本脳ドック学会では、ガイドラインに従った脳ドックの検査体制が整い、健診の実績が認められた施設を「学会認定施設」として認めています。

 

認定施設は全国にあり、学会のホームページで探すことができます。

なお、当院は脳ドック認定施設に指定されています。

 

日本脳ドック学会 http://jbds.jp/

 

 

脳ドック、MRI検査についてお悩みの方は

お気軽にご相談下さい。

 

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