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脳ドックコラム

2016年9月14日 水曜日

まずは服用している頭痛薬をやめることから

こんにちは。陣の内脳神経外科クリニックです。

 

薬物乱用頭痛の治療で主となるのは、以前お話したトリプタン製剤ですが、治療の前段階として、最初にやらなければならないのは、薬物乱用頭痛の原因となっている頭痛薬をやめることです。

 

しかし、これが難しいのです。

長く服用を続けてきた人にとって、痛みを止める唯一の薬であった頭痛薬をやめるというのは、とてつもなく不安です。実際、薬をやめてしまえば離脱症状によって、激しい頭痛が起こることも事実です。

 

そこで、治療では「予防薬」を使います。

予防薬というのは頭痛の発作の回数を減らしたり、発作の痛みを緩和したりする作用のある薬です。薬の具体的な内容については、今後またブログで詳しく説明していきますが、代表的なものが、「バルプロ酸ナトリウム」という薬です。

もともとはてんかんの薬でしたが、2010年、片頭痛にも保険適用となりました。

 

この薬の主な作用は脳や神経の興奮、過敏状態を改善することです。

片頭痛の発作を劇的に減らす効果があり、頭痛学会のガイドラインでは、薬としての評価が最も高い「グレードA」として評価されており、実際に発作の回数が劇的に減りますので、これをまず、第一に使います。

 

このほか、「塩酸ロメリジン」という予防薬もあります。

これは高血圧の薬としても知られるカルシウム拮抗薬」の一種です。

 

血管壁の細胞にカルシウムが流入すると、血管が収縮します。片頭痛の発作ではセロトニンなど原因物質の影響で、まず血管が収縮し、これをきっかけに今度は血管が拡張するというプロセスをたどると考えられています。カルシウム拮抗薬はカルシウムが細胞内に入るのを邪魔することで、片頭痛の血管の収縮を防ぎ、片頭痛を予防しようというわけです。

 

薬物乱用頭痛の人にはこれらの予防薬を1日2回、服用してもらいます。早くて1週間、遅くても1ヶ月以内に薬の効き目があらわれ、発作の回数が減ってきます

 

患者さんにはきちんと予防薬の作用を説明して、安心していただきます。納得していただければたいていの場合、頭痛薬をストップする勇気が持てるのです。

 

なお、予防薬で抑えきれなかった発作に対しては、トリプタン製剤を使います。

 

頭痛でお悩みなら、頭痛の専門医のいる陣内脳神経外科に一度ご相談下さい。

 

福岡県春日市春日原北町3-63

陣内脳神経外科クリニック(0120-083-222)

 

福岡市中央区天神2-14-13 天神三井ビル 1F

天神頭痛クリニック(092-791-3985)



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投稿者 医療法人陣の内脳神経外科クリニック