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脳ドックコラム

2016年3月22日 火曜日

市販の頭痛薬でさらに症状がひどくなる悪循環

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こんにちは。福岡県春日市の陣内脳神経外科クリニックです。

頭を抱えてうずくまっている会社員。

頭痛に吐き気が加わり、ソファーで横になっている主婦・・・。

今日もクリニックの待合室はたくさんの患者さんであふれています。その多くが女性であり、頭痛に苦しみを抱えている人たちです。

 

当院に来院される頭痛患者さんのうち、約半数が「薬物乱用頭痛」です。

薬物乱用頭痛というのは、片頭痛など、もともと頭痛持ちだった人に起こるものです。

頭痛薬の間違った服用の仕方により発症します。

「ひどい頭痛で、薬を飲んでも短時間しか効きません」

このような患者さんに、「何という薬を服用していますか?」と質問すると、たいてい、誰が聞いてもわかる有名な市販の頭痛薬の名前が出てきます。

しかも1日に3~5回服用していることはざらです。

 

私は薬物乱用頭痛を説明するときに、市販の頭痛薬の名前をつけて「A(薬の名前)頭痛」、「B頭痛」などと呼んでいます。そのほうが、患者さんにとってわかりやすいからです。

「『A頭痛』ですね。Aという頭痛薬の飲み過ぎで、頭痛が悪化しているのです」

こういうと患者さんは一瞬、びっくりしたような表情を浮かべます。

しかし、一方で、「やっぱり!」という表情を見せることも少なくありません。

常用量を超えた頭痛薬の服用が悪いことは患者さん自信が自覚しています。

「頭痛はひどくなるばかりだし、こんなに薬をたくさん飲んだら体によくないだろうし・・・」と思いながらも、

「飲まないとまた、あの痛みが来るのでは?」という不安感からついつい手を出してしまうのです。

 

この依存性こそが、薬物乱用頭痛の怖さです。

わかっていながらやめられない。アルコール中毒やタバコをやめられないニコチン中毒と同じようなメカニズムです。

当然ながら、依存性を引き起こす成分を持つ薬によって薬物依存が起こっているのであって、患者さんが悪いのではありません。

まずはそのことを説明し、自分を責めることがないようにしてもらいます。

その上で、

「まずは今日から、今飲んでいる薬をやめましょう。そして、乱用を起こす心配のない薬を使いながら、正しい頭痛の治療をしていきましょう。きちんと治療を続ければ3ヶ月で治りますよ」とお話します。

 

ここから私と患者さんの二人三脚が始まります。治療がうまくいくにつれ、患者さんの表情がやわらぎ、診察室に入ってきた時には笑顔が見えるようになります。

そして、3ヶ月以内には多くの人で、頭痛の回数が劇的に減り、薬は痛みが出た時にだけ適量、服用するような形で、コントロール出来るようになります。中には全く、薬がいらなくなる人もいます。

 

「痛みのない生活が信じられません。」

「普通の生活ができるようになっただけで嬉しい」

 

患者さんのこうした言葉を聞くと、私も本当に嬉しくなります。

頭痛治療を専門にしてきて「よかったな」と思える瞬間です。

 

片頭痛でお悩みの方は陣内脳神経外科へお気軽にご相談下さい。

福岡県春日市春日原北町3-63

陣内脳神経外科クリニック(0120-083-222)

 

福岡市中央区天神2-14-13 天神三井ビル 1F

天神頭痛クリニック(092-791-3985)

 



投稿者 医療法人陣の内脳神経外科クリニック